
まわりの子が塾に行きはじめた。早くない?!

うちの子も塾に行かせた方がいい?でも何の目的で小学生が塾に行くの?
小学校になるといよいよ勉強がはじまります。そうなると早い子は塾に行きはじめます。

みんなが塾に行ってるとうちも行かせなきゃ、と思ってしまいますよね。
でも「まわりが行ってるから」という理由で塾に行かせるのはオススメできません。
なぜなら通塾目的をハッキリさせておかないと後々困ることになるからです。

理由は後ほど説明します。
- 小学生に塾は必要か悩んでいる
- 小学生が塾に行く目的が知りたい
- はじめに通塾の目的を決めないとなぜ後悔するか知りたい
小学生で塾は早い?
小学校入学前から塾に通う子もいるくらいなので、小学生から塾は早くありません。
ただ実際のところは、塾に通いはじめるのが多い学年は小5です。
次に詳しく書きますが、小学校の勉強は中学の準備になります。小学生の内容ができていないとこれから勉強につまずく未来しか待っていません。そんなのイヤですよね。
そうならないために目的を持って小学生から塾に通わせましょう。
目的が曖昧なまま通塾させると後悔することに

まわりが塾に行かせてるからうちも…
目的が分からないまま塾に行かせると、親も子どもも迷路に迷い込んでしまいます。
はじめは「塾に行かせていることに満足」するのですが、それではいけません。

まわりと足並み揃えて満足していてはダメです。
塾に通わせる目的(ゴール)を親と子どもで共通認識として持っておかないと後々痛い目にあいます。
具体的には子どものやる気の喪失につながるのです。
たとえば何の目的も伝えられないまま、食事制限をしてくださいと言われたらどうですか?

何で理由もないのに辛いことをしないといけないの?
と思うはずです。
子どもも同じです。何の理由もなく(一般的に)嫌なことである勉強をさせられる子どもの気持ちを考えてください。
小学生なので「塾に行く目的はね…」と話しても理解は難しいです。そのため少なくとも親であるあなたは理解しておく必要があります。
そしてできる限り子どもにも共通の認識をさせましょう。
小学生が塾に行く目的【7選】
小学生が塾に通う目的は意外とたくさんあります。
- 勉強習慣をつける
- 遅れを取り戻す
- テストの点数を上げる
- 勉強の苦手意識予防
- 予習をする
- 中学受験準備
- 中学の下準備
では1つずつ詳しく見ていきましょう。
勉強習慣をつける
「習慣づけが大事」という言葉は大人になってからもよく聞く言葉です。
この習慣づけの練習ができるのが勉強です。小学校から出される宿題は結構多いです。毎日計算ドリルや漢字ドリルなど様々な宿題が出ますね。
でも夏休みなどの長期休みは意外と宿題の量は少なくなります。自由研究や読書感想文など、いつもと違う宿題は大変なのですが…
せっかく日頃の宿題で培った勉強習慣が長期休みに途絶えてしまうことはよくあります。
それを避けるために夏休みだけ夏期講習で通う小学生は結構な数います。これは勉強習慣を引き続き継続するためです。
通塾ペースや勉強内容については多種多様ですが、夏期講習に通うことで勉強習慣を崩さないメリットがあります。

長期休みだけ塾に通うご家庭はうまく塾を利用していると思います。を入力してください
長期休みを例に取り勉強習慣についてお話ししましたが、日頃の勉強習慣がついていない子は長期休みなど関係なしに通塾を検討すべきです。
遅れを取り戻す

学校の授業がわからない。
こんな言葉を聞いたり、テストの点数が下がってきたら塾に入れましょう。

早めに手を打ちましょう!
学校の勉強がわからない状態を放置すると、遅れを取り戻すのは大変です。
そりゃそうですよね。学校(授業)は待ってくれません。大多数の生徒の理解状況にあわせて授業は進みます。
- 勉強が分からないと言う
- 宿題をしない
- 点数が下がっている
以上のような傾向が見えたら塾を検討すべきです。
たとえば、宿題をしない理由はただ面倒なだけではありません。勉強が分からない、興味がないからしないのです。
勉強の理想は分かると楽しいという感覚です。この感覚に子どもがなっていないと見える場合は危険フラグが立ちはじめています。
遅れを取り戻すためにはお金も時間も、本人の気持ちも必要です。早めに対応して効率よく勉強を進めましょう。
テストの点数を上げる
学校の授業に遅れているわけでなくても、テストの点数をいまより上げたいという気持ちも大事です。
小学校のテストの点数は配点が高いので、1~2問間違えてしまと80~90点になってしまいます。
これを100点に上げたい!その気持ちがあれば塾に通う目的になるでしょう。

ちなみに…
小学校のテストは80点以上取れて普通です。(あえて普通という言葉を使います)
80点未満の場合は凡ミスだったとしても、よく見直しして遅れを取っていないか確認するべきレベルです。
勉強の苦手意識予防
勉強に特に困っていないときこそ、塾に行くべきです。なぜなら苦手意識がついてしまうと、勉強をしなくなるからです。
学校の授業がわかっているときこそ、チャンスです。早めに塾に行くことで苦手意識を予防することができます。

困ってからでは遅い!勉強に苦手意識がないうちに良い波に乗せて!
予習をする
学校の授業に余裕があれば、予習を進めておきたいですね。
特に小5~6では急に勉強内容が難しくなります。中学の準備に入るからです。
たとえば「〇や□を使った式」は中学校でxやyを用いる「文字式(中1)」のもとです。
「合同な図形」や「体積を求める問題」などは「平面図形(中1)」や「空間図形(中1)」、さらには「証明問題(中2~3)」につながります。
中3の受験前に慌てて塾に通い出すご家庭がいます。ご家庭(親)の認識は「中学の内容が分からない」ですが、実際小学校の問題まで戻って指導することもあります。
手遅れにならないためには予習をして、常に余裕を持っておくことが大切です。
中学受験準備
中学受験をするのであれば、ほぼ確実に塾に通わなければなりません。(親が中学受験の知識や指導力があれば別ですが)
中学受験の準備は小4からすることが多いです。
中学受験のカリキュラムのイメージは、1学年先のことを進めていく感じです。
小6のはじめには小学校内容を全て理解していて、最後の1年で中学受験の過去問をしたいスピード感です。(もちろん志望校のレベルによります)
小5~6になってから難関中学の受験を目指しても間に合わないかもしれません。中学受験を考えている場合は小4には塾の検討をはじめましょう。
中学の下準備
中学で良いスタートを切るためにはしっかり準備しておくこと必要です。
小学校卒業時期の3~4月特に重要な期間です。卒業式前はもう授業はほとんどありません。
この時期を有効に使えるかどうかで中学のスタートダッシュを切れるかが決まります。
不明点をなくしておくことはもちろん、中学の予習も進めておくと安心です。
通う目的が見つかったら塾に通おう!
塾に通う目的は見つかりましたか?1つでもピンと来るものがたれば塾に通う検討をしてください。
- 勉強習慣をつける
- 遅れを取り戻す
- テストの点数を上げる
- 勉強の苦手意識予防
- 予習をする
- 中学受験準備
- 中学の下準備

早いに越したことはありませんよ!