塾をやめさせられることがある?!強制退塾の理由【裏話】

教育
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やめさせてもらいます。

普通、塾を退会するのはご家庭から申し出があったときです。

でもときには塾側から強制退塾をさせられる場合があります。

そんな塾の裏話をしていきたいと思います。

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通常の解約をする場合

本来塾を辞めるときはご家庭から申し出があります。電話や面談で退塾の旨を伝えてもらいます。

そうするとほぼ100%塾側に止められます。

確実にやめたい方はこちらの記事を。

解約を止められる主な理由は二つ。

  • 今後もその生徒を見たいから
  • 売上がなくなるのを阻止したいから

今後もその生徒を見たい

通塾している生徒はみんな可愛いものです。宿題をよく忘れてくる子でも、勉強が嫌いな子でも可愛いです。

そんな生徒の目標のために指導を続けたい、面談を通してご家庭にいろんなことを伝えたい。

そういう思いから解約はしてほしくないと思います。

そのため、ご家庭から解約を申し出てこられても簡単には「はい」と受け入れることができません。

売上がなくなるのを阻止したい

急に生々しいですが現実のお話を少し。塾は会社です。無償でやっているボランティア団体のようなところを除いて、塾は普通の会社です。

つまり売上目標があり、それを達成するのが社員の仕事です。

生徒が1人辞めると月謝をはじめ、夏期講習などの季節講習料金などの売り上げがなくなります。

たとえば月謝が2万円だとしたら1年で24万円の損失です。これにテキストや講習代金が加算されると30万程にはなるでしょうか。

この売上を失いたくない…!

生徒がやめられると塾長としては困ります。そのため解約を簡単に受け入れないのです。

強制退塾になる場合

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では本題です。ご家庭や生徒の意思とは関係なしに強制退塾になるケースを3つお話しします。

  • まわりに迷惑をかける
  • 無茶な注文をしてくる
  • 月謝未払い

まわりに迷惑をかける

授業中はもちろん、休み時間や自習中に騒がしい子は迷惑です。真面目に勉強を頑張っている生徒の邪魔でしかありません。

いくら注意しても言うことを聞かない生徒は強制退塾です。

○○ちゃんですが、授業中など騒がしくしてまわりの子が迷惑しています。申し訳ありませんが退塾お願いします。

さすがに突然の電話で「やめてください」とは言われないと思います。強制退塾になる前に幾度となく注意を受けるはずです。

まわりに迷惑をかける子がいると、解約が連鎖してしまうので塾長としては早急に対応したいところです。

無茶な注文をしてくる

注文が多いご家庭は結構います。

お金払ってるんだから、やってよね。

と、言わんばかりです。たしかにそれ相応のお金を払っているのであれば、こちらも要求に応えます。

週1の授業(90分)で5教科見てください。

でもこんな要求には応えられません。ご家庭の要望に応えるためには週5にしてもらわなければいけません。

また、お金だけで解決しない無茶な要求もあります。

全教科赤点ですが、3ヶ月後の入試で東大に入れたいんです。

この世に不可能はない、と言ったらそれまでですが、普通に考えたらこの状況は高望みしすぎもいいところです。

この例は言い過ぎかもしれませんが、無茶な要求をしてくるご家庭は多いです。ちなみに大抵その場合、子の気持ちはついてきていませんね。

親だけ熱量高く、でもお金は最低限、いや最低限も出したくない。こんな親(親というか人)にはなりたくないですね。 

塾は魔法使いではありません。

無理なことは無理です。でもそれを分かってくれない家庭にはやめてもらいます。

そもそもこういうご家庭は入塾時に断りますが、後から言ってくる場合もありますので。 

月謝未払い

月謝をもらっている塾はボランティアではありません。

わたしが勤めていた塾は、2ヶ月は滞納しても払ってもらえれば再開可能でした。

でもそれ以上未払いが続くようであれば、強制退塾です。

塾に来ても授業は受けられません。自習に来ても帰ってもらうかもしれません。

かわいそうなのが、子どもがその現状を知らないことです。

子どもは授業を受けられると思って来ても帰すしかありません。

月謝が払われてなくてね、と塾長から子どもに伝えるのは辛いものです。

月謝のお支払いの確認が取れないので、申し訳ありませんが今日は帰ってもらいます。

今日だけなんとかお願いします。かわいそうじゃない、うちの子。人目もあるし。

じゃあ、ちゃんと払えよ(言い方)

月謝が払えない状況なのであれば、前もって塾をやめてほしいものです。

非常識な態度だと退塾させられます

一言で言ってしまうと、非常識なご家庭は退塾させられます。

  • まわりに迷惑をかける→言葉のまま迷惑でしかない
  • 無茶な注文をしてくる→塾は魔法使いではない
  • 月謝未払い→説明するまでもない、月謝を払うのは当然

これ以外の理由で強制退塾させられることもあるかもしれません。

きっと何か非常識な態度を取ったのでしょう。

塾側の都合で強制退塾の理由を考えるとしたら、教室移転や閉校があります。

でもこの場合、近隣の塾に誘導してもらえるはずです。

わたしが実際に経験があるのは、他塾の閉校に伴いそこの生徒を丸ごと受け入れたことです。

これは滅多にない話かもしれませんが。

これを読んでいる方が、塾をやめさせられるようなことがありませんように。

 

 

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