
塾の決め手はなんですか?

やっぱり実績が大事ですね。

実績…なぜですか?

そりゃあ、実績があるところは信頼できますからね。
- 実績があるところ
- 実績がないところ
たしかに比べてみると実績があるところの方が良さそうです。でもそれだけで判断するなかれ。
実績の重要性や正しい実績の確認の仕方をお話しします。
塾の実績とは
塾の実績とはいわゆる合格実績(進学実績)です。
- A中学 5人合格!
- B高校 10人合格!
- C大学 15人合格!
定期テストの結果を貼ってあるところもありますね。
- 期末テスト合計50点アップ
- 英語のテスト12点アップ
ちなみにわたしが働いていた個別指導塾は合格実績を内向きにだけ貼っていました。
外向けには貼りませんでした。なぜなら合格実績は特別なアピールポイントではないと感じていたからです。

塾だから合格させて当たり前、他社にない強みをわたしの教室は持ってました。
実績を気にすべきケースと気にしなくていいケース
塾の実績は気にした方がいい場合と、気にしなくていい場合があります。

ポイントは志望校のレベルです。
- 国公立大や難関私立大
- 国公立大や難関私立大以外
志望校別に合格実績を気にするべきかお話します。
志望校が国公立大や難関私立大の場合
国公立大や、難関私立大を指導するためには、そのレベルに相当する先生が必要です。
分かりやすい例を出すと、ボーダーフリーの大卒者や現役大学生が東京大学を志望する生徒の指導はできません。
一番いいのは目指す志望校と同じ大学に行っている先生(現役大学生)がいる環境です。
現役大学生であれば、ここ数年で入試を受けたということなので試験の傾向や対策の仕方を知っています。

経験者ほど信頼できるものはありません。
また、塾長は適切なカリキュラムを立てられなければいけません。
塾長にその腕があるかどうか知るためには最近志望校への合格実績があるかどうかです。(後ほど確認の仕方をレクチャーします)
特に、国公立大や難関私立大を志望校にとする場合は塾全体でサポートできる体制が必要です。
国公立大や難関私立大合格を目指す進学塾にとっては「合格実績=信頼」と置き換えられます。
志望校が国公立大や難関私立大以外の場合
それほど高い偏差値ではないところを志望校にしている場合、実績はそれほど重要視しなくても大丈夫です。
また極端な例を出すと、ボーダーフリーの大学を志望する子にとって東大合格の実績は無意味です。
その子にとっては合格実績や先生の賢さより、先生との相性ややる気を引き出すテクニックなどを塾に求めるべきです。
塾の実績の正しい見分け方
実績を気にする場合、よく確認する必要があります。
外向けに貼ってある実績を鵜呑みにしてはいけまそん。あれは宣伝効果を高めるためのものです。
さすがに実績がウソであることはないと思います。でも可能性として考えられるのは、その実績は他の教室のものを借りているということです。
中学や高校は近隣に行くことがほとんどですが、大学は全国規模です。
つまり、他の教室の合格実績を借りても不自然ではありません。
通う予定の教室の実績を正しく確認するのであれば塾長に聞いてください。

【ここの教室】の実績を教えてください。

【ここの教室】の去年のA大学の合格者は何人ですか?
志望校(難関大)が決まっている場合、入塾前に確認しておくと安心ですね。
実績を気にするかどうかは志望校次第
偏差値の高い大学を目指すのであれば、実績を気にした方がよいです。対応してもらえる塾なのか確認する必要があります。
でも、偏差値の高くない大学を目指しているのであれば、さほど気にする必要はありません。
偏差値の低い大学を目指す場合に聞いておくとしたら、

去年、志望校に合格した子は何割くらいでしたか?
と聞くといいですね。塾の使命としては偏差値の高い低いに関係なく、その子を志望校合格へ導くことです。
偏差値の高いところに合格させる=実績ではなく、生徒の志望校に合格させること=実績だと個人的には思います。
不明点はきちんと聞いてお子さまの目標を達成できる塾を探してくださいね。