受験生の夏休み計画がいかに大切か【夏を制する者は受験を制す】

教育
この記事は約9分で読めます。

この記事は広告を含む場合があります

スポンサーリンク

受験生にとって大事な夏休みがやってきますね。

夏を制する者は受験を制す!

と言っても過言ではありません。

いま順調に受験勉強ができている方はどうぞそのまま進めてください。

反対に、志望校合格へのレールがかすんで見える方は夏休みに入る前にはっきりさせておきましょう。

もう一度言います。

夏を制する者は受験を制す!

スポンサーリンク

受験生にとって夏休みはかなり大切

夏休みは1ヶ月強あります。およそ40日ほどありますね。この時間を絶対に絶対に有効に使わなければなりません。

夏休みのあとには冬休みもあります。でも冬休みは2週間ほどの14日くらいしかありません。冬休みにすべきことは、過去問対策とその見直しです。もう受験に向けてのラストスパートです。冬休みに総復習をしていては遅すぎるのです。

夏休みをいかに有効に使えるかが受験の成功のカギ。

夏休みに勉強ができなくても、新学期の9月から受験まで半年もあるから大丈夫!

と余裕をかましている人がたまにいます。

全然大丈夫ではありません!

夏休みに計画的に勉強できなかった子が、2学期から生まれ変われるとは思えません。

それに新学期がはじまると、また新しい単元を習います。つまり2学期からは受験勉強と日々の勉強の両立をしなければなりません。

受験勉強と日々の勉強(定期テスト対策など)を両立するためには、綿密で効率的な勉強計画を立てる必要があります。

そしてその計画を確実にこなしていかなければなりません。

夏休みに総復習ができたから受験勉強が終わりというわけではないですからね。

2学期以降の負担を少しでもなくすためには、やっぱり夏休みにしっかり総復習をしておくことが大切です。

時間は戻ってきません。でもいまならまだ間に合います!夏休みはまだ始まっていません。

受験生、夏を有効に使うべし。

受験生の夏休み計画【全受験生向け】

スポンサーリンク

受験生が夏休みにすべきことを簡単にご紹介します。まずは絶対することから。

復習

いままでに習った範囲を全て復習する必要があります。5教科の総復習です。

ポイントは「5教科」の復習をするということです。

英語と数学の2教科を大事に考える人は多いのですが、同時にあとの3教科を放置する人も多くいます。

でも、考えてみてください。受験で必要なのは特殊な場合を除いて5教科です。

復習すべき科目として英数の優先順位が高くなることはなんとなく分かります。でも残りの3教科こそ勉強したら点数が取れるのでおろそかにしてはいけません。

夏休みは理社国を含めて5教科の総復習をするようにしましょう。

志望校の偏差値が低い人へ

夏休みは学校からの宿題で5教科分のワークがおそらく出ます。超簡単に総復習を済ませるのであればそれを一通りして、直しをしたらOKです。

塾に通っている人へ

ほとんどの受験生にとって、学校からの宿題のワークだけでは問題量が足りません。塾に通っている人は塾のテキストをフル活用しましょう。

普段、英数しか授業を受けていない人も理社国のテキストも持っている場合があります。普段使ってないテキストがあったらこれを機にやりきってください。

あとは面談で夏期講習の案内がされると思うので積極的に受けましょう。

塾に通っていない人向け

塾に通っていない人は手元にテキストがありません。本屋さんで探してください。

普段学校で使っている教科書準拠のテキストは受験勉強に向いていません。なぜなら入試問題は学校の教科書から出題されないからです。学校の授業やワークの内容から出題されません。

入試問題は、定期テスト(中間や期末テスト)ではなく 実力テストのイメージが近いです。

定期テストは点数が取れるのに実力テストになると点数が取れない子はたくさんいます。

定期テストでオール80点以上取れても実力テストでオール50点なこともよくあります。

受験勉強に相応しいテキストを探して勉強を進めましょう。テキスト選びに失敗すると受験勉強に失敗する可能性も。

不安な人は夏休みを機に受験に向けて塾に通い出すのも一つの手です。受験まで通い続けなくても、夏期講習だけ受けることもできるので検討してみてもいいかもしれませんね。

テキストを探すときのポイント

  • パッと開いて見た感じやる気になるか
  • 解説が丁寧か
  • 勉強が苦手な人は単元ごとに導入の説明があるものがオススメ
  • 志望校のレベルにあっているか

 

参考までにテキストを探すポイントを書きました。反対に、注意してほしいテキストもあります。それは、みんなが好きな赤シートで隠して暗記するタイプのテキストです。

もちろん使いようによっては移動中などの隙間時間に効率よく勉強できます。

でも「勉強した気」になってしまうのが注意すべきポイントです。赤シートで暗記を繰り返すと、言葉の”意味”を理解せずにテキストに載っている言葉の”位置”で覚えてしまうことがあります。

それに「漢字で書け」という出題に答えられない可能性もあります。大人でもよくありますよね、読めるのに書けない字って。

それを防ぐには赤シートで隠すタイプのテキストをメインで勉強すべきではありません。

受験生はとにかく手を動かして問題を解いたり、暗記に勤しんでください。

苦手単元克服

総復習をすると自分の苦手単元が見えてきます。苦手単元は要復習です。

間違えた問題は自分の力で正解するまで何度も解きましょう。一冊のテキストで解けるようになったら、別のテキストでも解けるか確認しましょう。出題の仕方が変わっても解けるか確認するためです。

定期テストの試験問題は学校のワークと全く同じ出題の場合がありますが、入試問題はそうはいきません。

初見の問題になります。どんな出題のされ方をしても解けるようになったら苦手克服できたということです。

模試

塾に通っていると必ずと言っていいほど模試を受けさせられます。ほぼ強制なのではないでしょうか。

塾に通っていない場合は、地域で受けられる模試があるかもしれません。もしくは模試だけ塾に受けに行くこともできるかもしれません。

わたしの働いていた塾では外部受験として塾生以外も受け付けていました。塾に通っている友達に聞いてみてもいいかもしれませんね。

夏休みに模試を必ず受けましょう。

できたら夏休みの開始時と終了時の2回受けられるのが理想です。開始時に受けることで、苦手単元を把握することができるので効率よく勉強を進められます。

そして終了時にも受けることで夏休みの勉強の成果を見ることができます。残りの受験勉強を効率よく進めるためのカリキュラムを立てることもできますね。

また、模試では志望校判定が出ます。現状と志望校の距離を確認することができます。

夏の時点で志望校が決まっていなくても空白で出さないでくださいね。自分のレベルの前後の志望校を書いて、判定を確認しましょう。

学校の成績と模試の成績が比例しないことはよくあります。志望校判定を確認して現実と向き合いましょう。

過去問を一度解いてみる

ぜひ夏休み中に過去問を一度解いてみてください。戦う相手(入試問題)がどんなものか分からず、がむしゃらに勉強しても効率が悪いです。

入試が不安…いまの勉強で大丈夫かな?

漠然とした不安を払しょくするためには戦う相手がどんなものか知らなければなりません。

ゲームでも戦う相手を倒すためにアイテムなんかを集めて挑みますよね、それと同じです。

夏休みの時点で過去問で点が取れなくても落ち込む必要はありません。入試問題には2,3学期の習っていない単元も出てきますしね。

でもその後が大事です。

全然できなかった!まぁ、いいか!

これでは意味がありません。解いただけで終わるなら時間がもったいないので、解かない方がマシです。

過去問を解いたらすでに習っているのに間違えた問題の復習をしましょう。

入試問題がどんなものか分かったら、今後の勉強カリキュラムが見えてきます。(分からなければ手遅れになる前に塾に行ってください!)

受験生の夏休み計画【余力のある人向け】

スポンサーリンク

以下はできたらしてほしいことです。余力があれば挑戦しましょう。

検定

検定はマストではありませんが、いろいろなメリットがあります。

  • 計画性が身につく
  • 前学年の復習になる
  • 試験慣れする
  • 自信につながる
  • 受験で有利になる

 

検定についての記事はまた別で書きます。

この記事では最後の「受験で有利になる」というところだけ解説します。高校によって検定を持っていることで入試の点数に換算してくれるところがあります。

たとえば英検3級を持っていたら、入試で英語の点数を80点取れたことにしてもらえるといった具合です。

英検、漢検、数検のすべて3級が中3レベルとなります。そのため受験で役立たせるためには3級以上を取る必要があります。

予習

夏休みの勉強として、予習もマストではありません。でも予習をしておけたら万々歳です。なぜなら定期テストで点数を取るためです。

2学期以降も受験勉強に集中したいところですが、そうはいきません。学校では新しい単元を習い、定期テストがやってきます。3学期の成績は微妙ですが、2学期の成績は確実に受験に影響します。

入試で点を取ることは当然ですが、学校の成績も合否には関わってきますからね。入試当日の点数と学校の成績の見られる割合は学校によって、地域によって違います。地域の入試情報をよく確認しましょう。

効率よく定期テスト対策をするためには、予習を日ごろからしておくことが大切です。夏休みに少しでも2学期の予習を進めて余裕を持っておきましょう。

受験生の夏休みの過ごし方【2パターン】

夏休みの勉強方法は大きく分けて2つです。お子さまにあうのがどちらかよく相談して決めてください。

自分ひとりで勉強する

自分で頑張ってもOKな人

  • これまでの自分の勉強計画に自信がある
  • 勉強の成果が出ている
  • 志望校合格が余裕(模試などの結果より)
  • メンタルが強い

これら全てにあてはまる人は自分で頑張ってください。自分の力だけで合格を目指せる人はわざわざ塾に行かなくても大丈夫です。

受験情報は学校の先生に聞けばOKです。ただ、塾のように面倒見よく学校では見てもらえないかもしれません。そのため自分から受験情報を積極的に取りに行く必要があります。

また、夏休み頃から塾に通う受験生が一気に増えます。そんな中、自分ひとりで勉強していると「大丈夫かな?合格できるかな?」と不安になることも。

その不安もはねのけられるようなメンタルの強さがあれば、塾はやっぱり不要です。

人に頼って勉強する

自分一人で勉強できる自信のない人は頼るところに頼りましょう。

頼るところ
  • 家庭教師
  • 通信教育

 

塾は夏休みだけ短期で通うという手もあります。通信教育はたとえば進研ゼミやZ会などですね。

夏を制する者は受験を制す!

夏休みは受験生にとってとても大切な期間です。あとで後悔しても時間は戻ってきません。

どれだけ頑張って勉強した子でも「あのときもっと勉強しておけば…」と言います。頑張っていた子ほど、この言葉を言うかもしれません。

少しでもその後悔が少なる成るように。夏休みを効率的に過ごすことで合格を勝ち取りましょう!

タイトルとURLをコピーしました